ジャニーズ事務所は２４日、ＫＡＴ－ＴＵＮの田口淳之介（２９）が来春にグループを脱退し、ジャニーズ事務所を退所すると発表した。この日、田口は日本テレビ系音楽特番「日テレ系音楽の祭典　ベストアーティスト！」で退所を生報告。関係者によると田口は今春から芸能活動に対する方向性の違いを打ち明け、協議の結果、退所を選んだという。ＫＡＴ－ＴＵＮの解散はないが、今後の活動は協議して決めるという。

　田口の口から衝撃の事実が告げられた。硬い表情で登場すると、「来年の春を持ちまして、ＫＡＴ－ＴＵＮを離れ、ジャニーズ事務所を退所することとなりました。３０歳を目前にしてこれからの人生の歩み方を考えた上で、メンバーには申し訳ありませんが自分の道を選択させていただきました」。０６年３月にＣＤデビューを果たし、１６年に１０周年を迎えるグループからの脱退、退所の突然の報告に会場から「えー」と悲鳴が上がった。

　関係者によると、田口が退所を意識したのは今春ごろ。１０周年に向けた話し合いの中で、芸能活動に対する方向性の違いを吐露。協議の結果、契約を更新しなかった。今後の田口の活動は未定という。

　ジャニーズ事務所のＣＤデビューしたタレントが今後の活動が未定のまま“不祥事”以外の理由で退所するのは珍しい。

　今月２９日に３０歳の誕生日を迎える田口は０７年に写真誌に女優・小嶺麗奈（３５）との熱愛が報じられた。当時は６歳年上の姉さんカップルとしてファンの間でうわさにもなっていた。また、０９年にもツーショット姿が夕刊紙に掲載された。今年になってからは交際８年目で、東京都内で２年以上の“同せい生活”を送っていると報じられたことも。本人が事務所を通じて「一身上の都合により契約を終了することになりました」とコメントしたように、３０歳の決断として“寿退社”を考えた可能性もある。

　グループは０６年３月２２日にシングル「Ｒｅａｌ　Ｆａｃｅ」で６人組としてデビュー。１０年に歌手・赤西仁（３１）、１３年に田中聖（３０）が脱退。それ以降は、亀梨和也（２９）、中丸雄一（３２）、上田竜也（３２）の３人と活動を続けていた。

　退所時期は今後決めるという。１０周年の３月２２日まで残るかは未定だが、田口は「メンバーとして活動する最後の日まで全力を尽くします」と全力投球を誓っている。